シンガポールの見どころ
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- シンガポールのハッテン場
- 2019年11月現在、シンガポールには3軒のハッテン場(ゲイサウナ)がある。大都市の割に数が少なく感じるかも知れないが、どのハッテン場も規模が大きく収容客数も多いのが特徴だ。店によってはジムやカフェ、シアタールームなどを備え、ヤリ目的だけでなく、シンガッ子の出会いの場として機能している。 シンガポールではチャイナタウン周辺にゲイスポットが集中しているが、ハッテン場も例外ではない。ナイトライフを重視するならチャイナタウンにアクセスしやすいホテルを取ろう。 人種、年齢、体型…バラエティに富んだ客層 多民族国家のシンガポールには人口の70%を占める中華系の他、マレー系やインド系が暮らし、さらに人口を超える数の旅行者が外国から訪れる。そうした事情を反映してハッテン場の客層もバラエティに富んでおり、日本人だからといって浮くことはない。 どの店も入場制限は設けていないが、店によって集まる客層の傾向はある。幅広い年代と人種が集まるオールジャンルの店がKeybox、Ten Mens ClubはGMPDに人気がある。Shogunは若干上の世代が集まる。なお、シンガポールで最も有名だったCRUISEは2019年10月に閉店している。 入場から受付まで 入場料は総じて高め。初回のみ登録料を取るところもある。 料金システムは複雑で、受付でいろいろ尋ねられることがよくある。1回限りの利用なら「Visitor(ビジター)」と伝えよう。また若者(20代中盤以下)は無料または大幅な割引が適用される店があるので若い人は年齢を伝えてみよう。 その他、回数券システムのある店では数回分の入場料をまとめて支払うことで1回当たりの料金を抑えることができる。 店内での過ごし方 店内では下着か腰巻きタオルが一般的。曜日やイベントによってスタイルが決められている場合はそれに従う。前述のとおりシンガポールのハッテン場はヤリ目的だけではない。ジャクジーでくつろぐ、ジムエリアで汗を流す、バーカウンターで飲み物や軽食を頼む、など多彩な楽しみ方がある。もちろんダークゾーンに直行するのもOK。 タチ・ウケの区別 シンガポールは「ネコ王国」と揶揄されるほどウケの比率が高い。タチにとってはうれしい限りだが、ウケにとっては厳しい状況と言わざるを得ない。アナルセックスをしない楽しみ方もあるだろう。ただしウケと言っても待ってばかりでなく積極的に誘ってくる人は多く、ノリは決して悪くない。 日本と異なり、キーバンドを付ける位置でポジションを示す決まりはない。相手の雰囲気や行動でポジションを判断することになる。タチは「Top(トップ)」、ウケは「Bottom(ボトム)」、リバは「Both(ボス)」または「Versatile(ヴァーサトル)」で通じる。 タチの特徴としては、店内を歩き回って相手を探す、積極的に誘う、など。ウケの特徴はあまり動き回らずに誘われるのを待つ、誘う場合も優しくタッチ、など。またタチはプレイの早い段階でアナルを触ってくる傾向がある。アナルプレイの可否を確認する行動なので、できない場合は相手の手をそっと外すなど意思表示しよう。逆にアナルを触って来ない場合は、ウケかリバ、またはアナルプレイを好まないと言える。
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- シンガポールのゲイ事情
- 近年、大躍進のゲイシーン 厳しい法律で知られるシンガポールだが、男性同士の性交渉についても禁じる法がある。刑法377A条では「公共または私的、同意、斡旋を問わず、男性に対してわいせつな行為を行う、もしくは斡旋により手数料を受け取る行為は最長2年間の拘禁刑に処する」と規定している。 2007年、刑法の大規模な見直しが行われた際、それまで禁じられていた異性間のオーラルセックスとアナルセックスは犯罪から外されたが、377A条は維持された。 しかし、成人男性同士の合意の上での関係については起訴しない旨の発言が政府からあったとされ、それを裏づけるかのように、近年、シンガポールではゲイクラブやハッテン場などのゲイ施設が続々と誕生している。 とくにハッテン場は軒数こそ少ないもののアジアのゲイ先進国を凌駕する規模の施設が出現し、広さもさることながら、設備の充実度に驚かされる(詳しくは「シンガポールのハッテン場」を参照のこと)。 同性愛者の権利が認められた状況には程遠いが、ゲイの生活しやすい社会に少しずつ変化している。 チャイナタウン周辺に集中するゲイスポット シンガポールのゲイスポットはなぜかチャイナタウンに偏って存在している。ゲイバー、クラブ、ハッテン場、マッサージなど、ナイトライフを重視する旅ならチャイナタウン周辺に宿を取ると便利だ。 シンガポールのゲイ シンガポール人の6割以上は中華系アジア人だが、残りの大半を占めるマレー系、インド系の他、移民も数多く暮らしているため多民族国家となっている。日本人だからといって浮くことはまずない。 先進国の例に漏れずジムに通うゲイは多く、スジ筋からマッチョは特に人気が高い。逆に日本や台湾で人気のガチムチや熊系は一部のコミュニティにとどまっている。