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台北のゲイサウナ選び

2023年10月27日更新
ぼうのぼう

台北のゲイサウナ選び

2023年、台北には6軒のゲイサウナ(ハッテン場)がある。数こそ多くはないが、どの店舗も日本のハッテン場に比べて規模が大きく、規模に比例して集客力もある。

コロナ禍の間に起きた変化

まずはANIKIの閉店。ANIKIはアジアを見渡しても最大級の設備を誇り知名度も高かっただけに閉店は大きなニュースとなった。特に若い世代に人気のハッテン場だった。

もうひとつは明るいニュースで、2022年、老舗のゲイサウナ・漢士がリニューアルを果たした。新店舗は旧店舗と同じく西門町にあり、アクセスの良さはそのままに設備面はパワーアップしている。旧店舗は設備の老朽化が進み、客層の高齢化も進んでいたが、新店舗では若い世代の客が確実に増えた。

最後に、中高年向けのゲイサウナ・皇宮三温暖は店名が朋群生活會館に変わった。設備や客層に大きな変化はないが、店内のレイアウトが若干変わり、指圧マッサージ(有料)が加わった。

ハッテン場の選び方

台北のゲイサウナには厳格な入場制限はなく、年齢や体型、容姿に関わらず基本的に誰でも入場できる。とは言え、店によって客層の傾向はあるので、自分に合った店を選ぶことが有意義な時間を過ごす第一歩だ。

集客力で選ぶなら

Soi 13 inと漢士が台北の二大ゲイサウナとして規模・集客で抜きん出ている。どちらも平日でも夕方なら数十人、週末になれば100人以上は期待できる。ハッテン場は人がいてこそ。その点、この2軒なら外れる心配はない。

なお両店ともオールジャンル歓迎だが、それぞれ客層の傾向が異なる。Soi 13 inは20〜40代、スリムからガッチリが中心。漢士はやや年代が上がり30〜60代、体型も普通体型から太めが中心となる。

特定のタイプが好きなら

I/Oは「ガチムチ、熊系」、XL CLUBは「筋肉質」とそれぞれコンセプトが明確で客層が特化している。Soi 13 inや漢士と比べると集客力は劣るが、好きなタイプと合致するなら行く価値はある。

中高年向けなら

大上海と朋群生活會館はどちらもいわゆる老け専サウナ。還暦前後がメインの客層で、年上好きの若い世代もちらほらいる。中高年向けのゲイサウナの特徴は、午後の早めの時間帯から賑わうこととマッタリとした雰囲気。

料金で選ぶなら

Soi 13 inの入場料は800元と台北のゲイサウナの中で群を抜いて高額。そんなに高くて客は入るのかと心配になるが、台湾在住者に限り18時30分と24時からの各1時間、200〜300元で入場できるハッピーアワーが設定されていて、その時間帯に一気に客が増える。このハッピーアワー、外国人には適用されないのが残念だ。

続いて漢士の400元。その他の店は曜日や時間帯によって150〜350元程度。外国人にとってはSoi 13 inだけ際だって高いが、設備と集客(特に若い世代)で台北トップクラスなのも確か。そこに価値を見い出せるかどうかで決めたい。

コンドームとローション

台北のゲイサウナではコンドームとローション(台湾人は「KY」と呼ぶ)を無料配布している。たいてい受付の脇に置いてあり、必要なだけ自由に取ることができる。品質や銘柄にこだわりがなければわざわざ持参する必要はない。

またアナル洗浄ホースもトイレに設置されているので、ウケは店に入ってから準備できる。

宿代わりのゲイサウナ

台北のゲイサウナのうち、漢士、Soi 13 in、大上海、朋群生活會館は24時間営業だ。シャワーやトイレはもちろん、個室や横になれる椅子もあり、宿代わりに利用することも可能。特に漢士は36台のリクライニングチェアが置かれたリラクゼーションルームに毛布まで置かれていて、宿代わりに使ってくれ、と言わんばかり。神経質な人には向かないが、低予算の旅行を考えているなら検討する価値はある。

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