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ゲイ旅
香港 (ホンコン)

香港のハッテン場事情

2017年8月10日更新
ゲイ旅編集部

香港のハッテン場事情

香港には数多くのハッテン場があり、一軒一軒の規模はそれほど大きくない。競争が激しく、各店ともお得な回数券やポイントカードの発行、若者向けの大幅割引など料金面の優遇の他、無料のドリンクサーバー、菓子や果物など軽食の提供など、サービス面でしのぎを削っている。

入店の流れ

受付で入場料を支払い、タオルとロッカー鍵を受け取る。靴はロッカーの前まで履いたままでよく、内と外の境が日本ほど厳格ではない。

服を脱いだらまずは風呂場へ。風呂の充実度は店によって差があり、シャワーのみの場合から、ドライサウナやスチームサウナ、浴槽まで備えた店もある。シャワーは日本の銭湯と同じように仕切りがなく、そこで他の客をチェックしたりアプローチを仕掛けるチャンスもある。

なお、ほとんどの店でトイレにアナル洗浄用のホースが設置されているので、アナルセックスしたい場合もホテル等で事前準備する必要はない。

香港人は積極的

香港人は、タイプに対して恥じらいなくアタックする人が多い。そして断られたら、しつこくせず次の相手へ向かう。短時間でどんどん相手を見つけて個室へ消えて行くので、気に入った相手がいたら積極的に動かないと後悔することに。

また、入店後しばらくいろんな人から手を出されるからと言って相手を選べずにいると、すぐに誰からも声が掛からなくなるということもある。

なお、タチ・ウケに関係なく積極的に誘い合うので、行動で相手のポジションを見分けるのは困難。どちらをやりたいかはっきり決まっているときは、誘われた時点で相手のポジションを確認すること。香港では、タチは「1」、ウケは「0」、リバは「10」と表現する。もちろん「トップ」「ボトム」「ボス(リバ)」でも通じる。ロッカーキーを付ける位置でポジションを表す仕組みは普及していないので注意。

セックスのスタイルはよく自分勝手と揶揄されるが、受けた分はきちんと返してくれるギブ・アンド・テイクが基本。合理的な香港人気質かもしれない。

ピークタイムは早め

18時から21時前までが客の出入りがもっとも多いと言われる。香港ゲイは、やり終えてから夕食、という流れらしく、特に平日の遅い時間帯は客足が振るわない。郷に入らば郷に従えの言葉どおり、夕食は後回しにしてでもハッテン場へ向かおう。

香港でのモテ筋

人の好みは十人十色と言ってもやはり人気のタイプは存在するもの。香港でのモテ筋は脂肪少なめの細マッチョタイプ。ガチムチ系よりもスラリとした体に筋肉がついている体型に人気が集まる。特に大胸筋への憧れが強く、「香港人は胸しか鍛えない」と言われるほどオッパイ星人の比率が高い。

一方でベア系(日本で言うところのGMPD)の人気が一部で高まっている。昔からある「Rainbow Bear」の他に、2017年にオープンした「公館」もGMPD歓迎を前面に押し出している。

建物の守衛は気にしないこと

高層ビルが建ち並ぶ香港のこと、ハッテン場もほとんどがビル内のワンフロアにある。エレベーターに続く通路には守衛がいる場合があるが、行き先を伝える必要はなく、聞かれることもまずない。軽く会釈をして通り過ぎよう。