高雄のゲイ観光
- 2019年9月18日更新
台湾南部最大の都市・高雄。年間を通して温暖な気候で見どころも多く、観光地としても人気が高い。ゲイ的視点で街を見ると、素朴で色黒、濃い顔立ちの男が目立ち、南国男児好きにはたまらない景色が広がる。
一方でゲイ産業は台北と比べると活発とは言えない。ゲイタウンはなく、市内にゲイバーとゲイサウナ(ハッテン場)が点在している。ゲイ活動をメインにするよりは、市内観光のついでに、ゲイスポットやアプリで出会いを楽しむ、くらいの感覚がおすすめ。
高雄のハッテン場事情
2019年現在、高雄には3軒のゲイ向けサウナ(ハッテン場)がある。おおまかに分けると、Hi-MANは若者向け、銀河會館と國王三温暖は中高年向けとなる。しかし台湾のハッテン場に年齢制限はないので、相手が見つかるかどうかさえ気にしなければどの店にも入場できる。
Hi-MANは20〜40代前半あたりがメインの客層。入り組んだダークゾーンやマットレスを敷いた個室があり「ヤリ部屋」の印象が強い。
銀河會館は老舗ハッテン旅館といった趣きで、客層は30代以上がメイン。ダークゾーンもあるが、大浴場やカラオケなどを通した交流を求めて来る客も多い。
國王三温暖は厳密にはゲイサウナではなく、男性専用の一般リラクゼーション施設。しかしゲイの利用客が多く、現在はゲイ専用エリアが設けられているほど。こちらも客層は中高年以上がメイン。
高雄のゲイバー事情
日本のゲイバーの接客スタイルを期待して台湾のゲイバーに行くと期待外れで終わることが多々ある。なぜなら台湾のゲイバーはドリンク等を提供した後は基本的に放置だから。周りを見渡してもグループで来ている客が多く、輪に入ることもできず、異国で孤独を感じながらドリンクを飲みほし店を後にする、といった具合だ。
店が暇なときはスタッフが話し相手をしてくれることもあるが、高雄は台北ほどインターナショナルな都市ではなく、日本語はもちろん英語が通じないことも珍しくない。ゲイバーは友人と連れ立って行くほうが楽しめるだろう。一人で行くなら、カウンター席があり定期的にイベントを開催しているRainbow DreamやMixerがおすすめ。
高雄のアプリ事情
高雄でも多くのゲイがアプリを使って出会いを探している。台湾でメジャーなのは、Hornet、Grindr、Jack’dなど。また日本人好きなゲイの間では9monstersもポピュラー。